2020/05/09 01:37
5月8日 快晴
本日のBGM Alvin Robinson
庚申窯には昔職人さんが何人かいたので
その時の名残で小さい食堂があり、
昼食と夕食はその食堂を使います。
お昼ご飯の担当は現在 祖母と父なのですが
今日は祖母がいないので、代わりに私が、
ということにはならず父が一人で作っていました。
私は食べるだけですね。
でも少しだけ労を割いて、食堂の横の庭にある
発泡スチロール菜園のネギを収穫したりしました。
![](https://baseec-img-mng.akamaized.net/images/user/blog/974635/blog/88c6a6513cfab9923a8dfb73b48d2103.jpg?imformat=generic&q=90&im=Resize,width=2048,type=downsize)
こちらは祖母が育てているもので、
ネギやベビーリーフのパックに入ってそうな
サラダに入れると大変見栄えのするやつなどが
植えられています。
上の写真で網がかぶせられているのは
![](https://baseec-img-mng.akamaized.net/images/user/blog/974635/blog/803e23a8b1c4fdc93fafea3e51ab3f8c.jpg?imformat=generic&q=90&im=Resize,width=2048,type=downsize)
この猫どもが土を掘り返して
用を足してしまうのを防ぐためです。
同様の理由で乾かした粘土のストックにも
シートをかけています。
私が陶芸を始める以前のことですが、
猫の糞が紛れ込んだ粘土を
分からずに使ってしまうと
作り出してからめちゃくちゃくさい臭いを
放ち出すのだそうです。
今は対策のおかげでそんなことありませんが
その当時はそれを焼いて売ってたということよね。
まあ焼いたらほとんどの成分は蒸発するけども。
私はいくつかの調味料や薬味などで
できれば大量に摂取したいけれど、
他人の目やコストを気にして量を抑えて
食べているものがいくつかありまして、
その一つがネギで、
ネギを無制限に使っていいなら
元の食材が見えなくなるまで
てんこ盛りにしたい所存ですが、
家庭菜園でのおすすめはネギや大葉などの
食べるときに少しだけしか使わないものが
大変便利です。
![](https://baseec-img-mng.akamaized.net/images/user/blog/974635/blog/2c94c883909bdb18500c3410bf5b76b0.jpg?imformat=generic&q=90&im=Resize,width=2048,type=downsize)
ていうのもネギをスーパーで1束買うと
使い切るまでに何日かかかるし、
その間に鮮度も落ちてしまうし、
ネギがあるから、と
作るメニューが絞られてしまったりしますが、
家庭菜園ならば食べるときに食べる分だけ
収穫して使えるので大変無駄がありません。
常に新鮮だし、一人暮らしの方こそ
薬味系の植物を育てておくのはよいと思います。
私もそのことを一人暮らしの時に知っておけば!
あ、ちなみにバジルはダメですよ。
使わないのにめちゃくちゃ増えるから。
(※個人の意見です)
上の写真でハサミを入れたところからの
ネギの分量でこれくらいですね。
もうちょっと採っても良かったな。
![](https://baseec-img-mng.akamaized.net/images/user/blog/974635/blog/3c121ff3769fa3218dceaa285df6be6c.jpg?imformat=generic&q=90&im=Resize,width=2048,type=downsize)
今日のお昼は蕎麦でしたが、
この器は私が前に作った抹茶碗で、
釉薬が流れついた失敗作なので自分で使っています。
大振りなので主に麺類や汁物に用いられていますね。
![](https://baseec-img-mng.akamaized.net/images/user/blog/974635/blog/a9b09426103f480599b16621ea3650ed.jpg?imformat=generic&q=90&im=Resize,width=2048,type=downsize)
抹茶碗をいろいろな用途で使うというのは
私の好みなスタイルおよび思想および態度およびーー
なのですが、
大は小を兼ねると言いますから
抹茶碗は大きくていいんじゃないかな!
あとコーヒーとかも何十年か前と比べると
現代人は何倍も飲むようになってるんだから、
抹茶だってもう何百年も経ってんだし
そろそろ量が多くなってもいいんじゃないかな!
と抹茶碗を作るとついつい大振りになってしまう
私の現状を肯定するための理屈づけでした。
理想と現状とのギャップを埋めるために
理屈は存在すると思っております。
こちらはなんの野菜なのか作ってる人に
聞いても分からなかった
ベビーリーフの一員みたいなやつ。
採れたてほやほやですね。
![](https://baseec-img-mng.akamaized.net/images/user/blog/974635/blog/f1e01b2214c5f04cdfe09c3ac7b4467f.jpg?imformat=generic&q=90&im=Resize,width=2048,type=downsize)
この類も買うと高くつくから
育てるのはありだと思います。
葉っぱが小さいから切らずにそのまま使えるし。
特にサラダって新鮮なほどいいと思うし、
「美味しんぼ」でも食べ物によって
個人の心の葛藤や、人間関係や、国際問題などを解決する際にも、
天然で、旬で、採れたての食材が
だいたいこじれた話を解決してくれますので、
新鮮なことに越したことはないのです。
レタスなんて一玉買ってしまった暁には
次の日にサラダの気分で無くなったら困るから
自分の気持ちをサラダ気分に持って行かなきゃならない、
ひいては自分に嘘をつく、
ストレスがかかる、
寿命が縮む、
ということで
家庭菜園は長生きの秘訣であります。
自分の押し通したいイデオロギーと現実を
つなげるのが理屈だと思っております。
まあ暴論ともいいますけど。
![](https://baseec-img-mng.akamaized.net/images/user/blog/974635/blog/340950cfdd3f9c6363bc4106cabebc0a.jpg?imformat=generic&q=90&im=Resize,width=2048,type=downsize)
高鶴裕太 コウヅルユウタ
陶芸家
1991年生まれ
2013年横浜国立大学経済学部卒業
上野焼窯元 庚申窯3代目