2020/07/15 00:08

7月14日 くもり

本日のBGM Chaka Kahn


昨日Tシャツをまた新たに発注したんですけど、今までの ロゴが胸元にドーンとあるTシャツの追加を頼んだのと、そのロゴを右裾に小さくプリントしたものと、左胸にプリントしたものを新たに発注しました。


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こちらが胸ドーンのやつ↓

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もともとこのTシャツたちは、春と秋の陶器まつりの時に手伝ってくれる人たちのスタッフTシャツとして作っていたんですけど、くろつる屋管理人のめいが「これも売っとけ」って言って売らせていただいておりましたら、思ったより買ってくださる人がいて とてもうれしいんですけど、

もともとサービスのつもりで作ったものだったから価格をギリギリで設定しておりまして、原価率がすごく高いTシャツになっております。最初に作った分だけで事足りると思ってたら今回で3度目の追加発注になっていまして、

それも全部売り切れての追加ならいいんですけど、このサイズだけないとか、この色が欲しいから早く作りやがれとかって言うので、前の在庫が残った上での発注なのでございます。


Tシャツをあんまりいろんな色で作ると、どの色を多く作ってもらうべきなのか よくわからなくて、なかなか発注が難しいですね。学生の頃に居酒屋のバイトで食材の発注をしていましたけど、あれに通じるものがありますね。

食材の場合はナマ物とか使い切らないとロスになるので ピンポイントな発注スキルが必要になってきますが、メニューが多いとピンポイントで発注するなんてほぼ不可能ですもんね。


ちなみに今まで作った中で一番人気な色の組み合わせは、Tシャツがユナイテッドアスレのインディゴブルーで、プリントインクがホワイトのものです。なので今回はインディゴ多めでいっときました。

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今までのやつ↑はスタッフ用としてわかりやすいようにプリントしてたんですけど、今回新たに追加したものはワンポイントなのでこちらの方が着やすくなっていると思います。

Tシャツイメージデータ

胸元は定番ですが、右裾へのプリントは「こういう風にやりやがれ」という助言をいただいたもので、確かにこれはさりげなくていいんじゃないの!と思ったので枚数多めに作りました。

まあ枚数多めにしないと赤字になるからなんですけど、でも枚数多くしたら最初に払う金額も増えるので そこが悩みどころですよね。


でも最悪自分で着ればいいや!ユナイテッドアスレ好きだし!こんだけあったらしばらく持つぜえー!ってことでボディの色は、自分で着そうな色であるバニラホワイト、インディゴブルー、ミックスグレーになりました。一番最初の画像の色とは全然違いますので出来上がったらまた紹介させていただきたいんですけど、

特にミックスグレーは普段から無地のやつを着てるんですけど一番いいんじゃないかと思っておりまして、汚れが目立ちにくいし 色あせないし、どんな服装でも馴染むのです。ロゴも目立たない!ミックスグレー最強!でも汗が目立ちやすいという欠点もありますね。汗腺を潰してから着ましょう。


しかしこれを書いているうちに思ったんですけど、こんなワンポイントのTシャツだったらシルクスクリーンの簡単なキットを買って、自分でプリントすれば在庫を抱えなくて良かったんじゃないかしら。小さいから簡単だし、むしろいろんな色でできたし。

ですがそんなことを考えても もうすでに全ての加工指示書にOKを出してしまいましたので もはや手遅れなのです。あきらめるのです。みんなが買ってくれたら何も問題はないのです。


まあでも こんな風に発注するだけで物が出来上がるというのは、実はけっこう快感でございまして、普段一つ一つ手で作っているから、自分で何も作ってないのに商品になるというのは なんて素敵なのかしらと思います。


焼き物だと どれだけ手をかけて作り込んでも 焼く段階で失敗して全くダメになったり、それならまだ諦めもつくけど すっごい微妙な感じに出来上がったりして、作り込むことはリスクが高くなってしまうんですけど、

印刷物だと最初にしっかり描いておけば、後はどんどん増産できるからすごくいいですよね。しくじってるのは価格設定だけですね。Tシャツを作ってみて気づいたのは、服の原価が実はすごい安いというのも、そのくらいじゃないとこりゃバランス取れんわ ってことですね。明日はロゴについて。


おれのロゴ

高鶴裕太 コウヅルユウタ
陶芸家
1991年生まれ
2013年横浜国立大学経済学部卒業
上野焼窯元 庚申窯3代目