2020/08/01 01:46

7月31日 晴れ

本日のBGM Tamba 4


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今 庚申窯にいる子猫たちは いずれ貰われていく予定なので、それまでの間、成長する様子を撮っておいたら面白いかもしれないと思って、1日に1分間だけ動画を撮っていたんですけど、昨日猫たちの住処が変わって、今度の寝床は奥まったところでして、

撮影しようと思ったら子猫が眠っているところを拾い上げないといけないので、それはちょっと撮影意図とズレるというか、親猫のストレスにもなると思うので、自然に這い出てきたら また撮ってみようと思いました。あんなもんが自分で動き回りだしたら可愛いでしょうね。それだけに昨日の出来事は残念ですが。


猫たちの移転先の建物の網戸がホロボロでして、断熱性ゼロみたいな建物なので窓を開けないと ものすごく熱気がこもる ということで、今日はその網戸の張り替えをしました。

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これはなんというか廃屋の破れ方ですな。人家でこれだと住んでる人の民度が知れますね。下側は何年か前に私が張り替えたのでまだ綺麗ですが、その時 まだいけるね、と思って張り替えなかった上側の網戸が数年でここまでなるとは感慨深いですね。いやそうでもないか。

その時多めに買っておいた網戸がまだ残っていて、サイズもギリギリいけるしってことで張り替えて、やっぱり網戸は黒いやつが視認性高くていいですね。

外から覗かれたくない人用に内側が黒くて外側シルバーという網戸も売っていましたね。確かちょっと高かったと思いますが 都会だとその方がいいでしょうね。

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ほいで網戸を貼るのに欠かせないこの道具↓、今まで気にも留めていませんでしたがメガローラーという名前なのね。

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確かにこれがないと網戸の張り替えは難航しますが、にしてもちょっと名前盛りすぎじゃない?メガローラーって。どの辺がメガなのかしら。でもグリップしやすいよう お尻の方が微妙に膨らんでたり、

このローラーの首の曲がり具合も力を入れやすい角度で、こんな感じの必要性によって特化した形というのはとても好きですね。「網戸以外にゃ興味ござんせん」という強情な意思が感じられます。

このプラスチックのローラーの部分も 円のフチが欠けまくっているので、なんかその欠けたところが網戸に引っかかってちっちゃく破れて、その破れが時間差でひどくなってって結果として網戸の寿命が短くなるかも、と思いますが、まあでも他のものでは代用できないし、買いに行くのも嫌なのでこれで張り替えました。円がガタガタだからすごくやりにくかったですね。


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張り替えて四方に余った網をカッターで切り落としたんですけど、このカッターが普段工房で使ってるやつで、切れなくなっても刃を折ったら その度新品の切れ心地という商品ですけど、折って使おうにも全部の刃が欠けててガタガタで、錆もサビサビだったので すごく切りにくかったです。

この後もう一枚の網戸を張り替えましたが、その時のカッターは普通のを持ってきて使ったらめちゃくちゃ綺麗に切れましたね。やはり道具は大事ですな。

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網を張り替えたので、出来上がった網戸をはめようとしたら、古い建物だからか、もしくは十数年前に道路の拡張工事があった際に、この建物の周りの地面をコンクリートで埋める工事をしたことによるものなのか、どうも窓枠が歪んでいまして、たぶん平行四辺形っぽくなってると思うんですけど、

そのせいで網戸がちゃんと引っかからなくてパタンと倒れそうなので、しょうがないから白いテープをベタベタはって網戸を取り付けました。よってこの網戸はテープの粘着力でなんとか張り付いています。急場凌ぎですね。

まあ急場と言いつつもこれ以上手を加えたり やり直したりする気はないのでこのままいくんですけど、そうすると そのうちこの網戸を外そうとしたときに、

「うわ テープで留めてたからサッシがベタベタやないか。なんで後のこと考えて仕事をせんかなあもう!」と、雑な措置をしたことにイラッとする日がくると思いますが、それは未来のことですので、あまり未来のことを見つめすぎると、現時点でやることが必要作業みたいになってしまいますので、私は刹那的な生き方を礼讃して、テープをベタベタと貼りました。


風通しが良くなったので↓

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高鶴裕太 コウヅルユウタ
陶芸家
1991年生まれ
2013年横浜国立大学経済学部卒業
上野焼窯元 庚申窯3代目