2020/08/05 02:11

8月4日 晴れ

本日のBGM James Brown & The Famous Flames  -  Prisoner Of Love

子猫〜17日目〜


最近ストレッチだけでは肩や背中のガチガチを取り除けなくなってきているので、不本意ながら夜は一度運動してからストレッチをしているんですけど、この季節の夜は虫除けスプレーさえしっかり ふりかけておけば 運動するのには最適でございまして、今日なんか月も明るかったので尚よかったんですけど、

私の汗腺は非常に活発なたちで、少しの運動でも非常事態だと言わんばかりにドバドバ流れ出てきて、でももうあとはすぐシャワー浴びるし 全然オッケー ってってさっきシャワーを浴びて、さっぱりしたので ここはひとつテーシャーツの方を嗅いだろうと思いまして、やっぱりどんなもんかはチェックしとかないとね、

ってんで自分のだし遠慮なしにフガフガ嗅いでみたら、匂いはするっちゃするけど全然強烈じゃあないのね、でもなんかこれは なんかの匂い、なんだっけ、ああワインの匂いだ、え?そんなことあるかいな、と もう一回トライしてみたら確かにワインの匂いでして、おお、汗ってのは時間が経つから臭くなると言うのは聞いたことがあるけど、発酵前のフレッシュスウェットはワインの匂いなのね!

などと思っていたら そういえば昔ソムリエの人がワインの香りを例えるのに「朝露の滴る柔らかな草原を駆ける少年の汗の香り、、」などと言っていたなあと思い出して、でももしかしたら私の記憶違いかもしれませんし、本当にそんな例えがあるのか検索してみましょ、

と検索してみても流石に「ワイン 少年の汗」ではそのような記述は見当たらなかったんですけど、

ワインの香りを例える言葉というのはある程度決まっているものもあるそうで、その香りのカテゴリーの中には動物というのがあって、それはいい匂いとしての指標なのかどうかわかりませんが、詰まるところ私の汗は動物くせえということですね。いやはや不快な話題で引っ張って申し訳ありません。でもチーズの匂いじゃなくてよかった。

ちなみにワインは好きですが、普段は全然飲みません。


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こちら↑は庚申窯になっているプルーンなんですけど、今年はよくなる年で、果物の木はそれぞれ1年おきとか2年おきとかに良くなる年とあまりできない年があるんですけど、今年のプルーンはよくできる方みたいで、

でも多くできるからと言って美味しいかどうかはまたちょっと違って、多くできる分栄養は分散されますから、たぶん一番いいのは多くできる年に半分くらい間引いておいたら、かなり美味しくなっていたと思うんですけど、

どうも人間というのは既に持っているものに対してありがたみを感じにくいようでして、家にプルーンがなっているんだから これをうまく活用すればいいのに、特に何するでもなく ほったらかしで、

そんでお隣さんから貰ったゴーヤはうめえっつって喜んで食べてるけど、そのお隣の家の人はゴーヤあんま食べないという、いや〜何かこれに近いようなのあったなあ、あ、そうだあれだ、福智町の人って あがの焼を買ってくれないわよね、と思いまして、

福智町在住で買ってくれる人も勿論いますが、でもその人達って、一度福智町から出て、よその場所で働いたり暮らしたりして、その後 舞い戻ってきた人達で、その人達はたぶん一度 別の暮らしを経験したことで 物事の判断軸が増えていると言いますか、

こちらでは当たり前のことでも あちらではすごく貴重 っていうのは、みんな知識としては知っているけど、別の場所で暮らしてみて初めて実感するんだと思います。あまり近くにあるものって評価対象にならないんでしょうね。


都会から来た人は 夜空が綺麗なのになんでみんな見ないんだ?!と不思議がりますが、きっとそういうことでしょうね。かくいう私もプルーンに無関心ですから、徐々に定住したことによる鈍感さを身につけ始めているみたいです。まあプルーン別に好きじゃないしなあ。別の木になるスモモの方は美味しいんですけど。


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高鶴裕太 コウヅルユウタ
陶芸家
1991年生まれ
2013年横浜国立大学経済学部卒業
上野焼窯元 庚申窯3代目