8月18日 晴れ
本日のBGM Crystal Fighters - At Home(Acoustic)
今日祖母とお昼ご飯を食べていた時に、「最近おめえを見習っている」と言われまして、なんのことか、おぬしもシャンプーをしなくなったのか、と思ったらそうではなくて、最近 食事中に冷たい麦茶を飲んでいると言うことで、て言うのも暑いからね、ってちょいとお待ちを、今まで食事中に何も飲んでなかったの?
と思い返してみたら 食後にお茶っ葉からお茶を淹れて飲んでいたけど、確かに食事中は飲んでねえなと思いまして、私はそのことに大変驚きまして、と言うのも私なぞは粗雑な食事の摂り方ゆえに 液体の力を借りないとうまく嚥下ができないようなありさまで、
食事中のお茶とか水は必要不可欠なものという認識だったんですけど、祖母にとっては今年の夏まで 食事中の飲み物は必要でなかったようで、間に一世代入るとこんなところで食文化というのは異なるのね、と感慨深く思いました。
そういえばアメリカのチェーン店の飲み物とかって 日本でのMサイズが一番小さいサイズに設定されていますけど、同じくらいの体格でも向こうのほうがたくさん飲む印象があって、飲み物の量って文化によって変わるのかしら。
一方で昔の陶器とかを見てみると、庚申窯で2〜30年前に作られた湯飲みなんか見てもかなり小さくて、現代の感覚からすれば一回りは大きくないと使えないって感じで、日本人の体格が良くなってきたってのもあるでしょうけど、飲む量というのはここ数十年でかなり増えたのかしら。
コーヒーなんかは確実に増えてますよね。スターバックスのトールサイズが350ccですからね。コーヒーカップも標準のサイズって一応あるんですけど、最近では大きいマグカップの方が求められている印象があります。また標準自体も変わってくるんでしょうけど。
飲む量についてふと思い出したんですけど、大学の時に 女性の若い助教授が、12月の講義後に自動販売機で500cc缶のコーラを買っていて、真冬にあのサイズのコーラを缶で買うってチャレンジャーだなあと思いました。
かくゆう私も飲み物は結構飲む方で、ほとんど水ばかりで、それで水を飲むための器を作ろうと思って作ったのがこれなんですけど↓
でも最近は以前に比べたら水もそれほど自然には飲まなくなって、加齢とともに飲む量も減ってくるのかもしれません。水を飲むっていうようなサラッとしてる行為でもそれなりの体力が必要なんでしょうね。
確か昔読んだ本で、おじさんは水を1リットル飲めと言われても飲めないけれど、ビールだったら飲む事ができる、というのもね、って感じで人間が水をあまり飲めない理由ってのを科学知識本みたいなので読んだ記憶があったので、今手元にある本棚を見てみたらその本はなかったのですが、
代わりに講談社ブルーバックスの「今更聴けない科学の常識」という本がありまして、カフェインのページがあったので見てみると、カフェインというのは薬事法上は劇薬になるそうで、
半数致死量が体重1キロ当たり200ミリグラム、つまり10グラム程度の純粋カフェインを一度に摂取するとかなり危険ということだそうで、コーヒー20〜40杯を一気に飲むと心停止や呼吸不全を起こすそうです。
それは確かに海外のレッドブル飲みすぎて死んでしまう人も出ますなあと思いましたが、普通に飲む範囲なら明らかに生活の役に立つ と続いており、依存症もタバコやお酒に比べればずっと低いそうで、そのことを猿で実験した結果もありまして、
レバーを押すと薬物が得られることを覚えさせた猿が、それが手に入るまでに何回レバーを押すかという実験で、カフェインは100回レバーを押しても出てこなかったら諦めるそうですが、ニコチンは800〜1600回、アルコールは3200回〜6400回ということだそうで、その差が歴然としているわけですけど、
このデータの出典元がカフェインの科学という本からなので、数字もやけに倍々で揃ってるし、ちょっとカフェインに有利なデータ出してるんじゃあないの、と邪推してしまう私でした。
高鶴裕太 コウヅルユウタ
陶芸家
1991年生まれ
2013年横浜国立大学経済学部卒業
上野焼窯元 庚申窯3代目