2020/10/09 09:57

本日のBGM Alley Cats - Puddin' N' Tain


今 台風はどの辺にあんのかしらと思ったら四国の下らへんにあるようで、昨日の朝は風強かったけど、現在の あがのは凪いでて穏やかな朝ですが、昨日 日本博というイベントで行われる あがの焼の実演のために東京さ行った父でしたが 台風のせいでイベントが中止になったそうで、

とんぼ返りで帰ってくるんですけど、こんなに台風の足が遅いなら1日くらいそのイベント やっても良かったんじゃねえかしら。私だったらイベントなくなったことを喜んで予定の日数分滞在しちゃうけども。


そんな父親が担当している焼き物のサンプルが今日必要で、まだ電気窯の中にあったため、今日の日が昇る前に窯から出してたんですけど、

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この棚板の積み方から分かるのは、今おもに焼いているのは平皿ばかりということでして、一枚一枚が大きいから棚板一枚につきお皿一枚しか焼けないんですよね。

窯焚きの上では大変非効率ですが、一方窯詰めに関しては とにかく皿と棚板を交互に載せていけばいいので そっちは作業スピードアップしてたりします。

出してすぐに次焼くやつを詰めて、こっちも皿ばっかり。しばらく連日稼働ですね。

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窯出ししてると猫がやってきまして、こいつはつい先日までエリザベスカラーで室内に閉じ込められていたやつなんですけど、術後10日ほど経ったので無事 外にでまして、

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工房の中を色々と覗いて回ってたんですけど、それは貰われて行った子猫たちを未だに探しているのか、

それとも外に出たら先輩野良猫との苛烈な縄張り争いがあるので、なんとか家の中に入り込もうとしておるのか、どっちかわからないんですけど、大人しい猫なので好きにさせて、作業してる間しばらく一緒にいました。

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しかしこういうのはいいもんで、動物ちょうどいいなと思いまして、ちょうどいい感じに孤独を紛らわしてくれつつ、人間と一緒にいるような煩わしさはないということで、アラサーが動物を飼うのは大変に危険だという風聞に納得した夜明け前でした。

まあ動物というと この工房のすぐ外にウサギがいるんですけど、でもウサギたちはケージの中にいて、強制抑留されてるわけで、私としては野良猫みたいに自由に居たり居なくなったりするくらいの感じが心地よいですね。それでこのブログでは猫ばっかり登場するんですけど。

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しばらく覗き回った後 ろくろ台の横で眠り始めまして、すると前方にある座布団を発見したようで その上でくるまって、私がろくろを回してる間 座布団の上で寝ておりました。

どうやってあそこがあったかいとか見分けるのかしら。直線でこの座布団に乗っかってったけど 見ただけで材質による温度の違いとかが分かるのかしら。

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ていうかこの座布団は陶芸体験用のやつなので、あとで洗って干しとかんといけませんな。


高鶴裕太 コウヅルユウタ
陶芸家
1991年生まれ
2013年横浜国立大学経済学部卒業
上野焼窯元 庚申窯3代目