2020/10/18 21:14

本日のBGM 安倍恭弘 - アイリーン


ここ最近は連日 窯を焼いてまして、先ほど電気窯に焼き物を入れてたんですけど もうすっかり暗くなっちゃって、最近日が暮れるのが早くなりましたね。

電気窯は半屋内なので日が暮れても通常は大丈夫なのですが、窯の上にある蛍光灯がつかなくなって、新しい蛍光灯を差し込んだり、隣で点いてた蛍光灯と替えたりしてもつかないので、蛍光灯に対する見識の浅い私はもうお手上げだから蛍光灯をつけるのは諦めて、

ていうか蛍光灯って種類とか互換性とかが微妙にややこしいですよね?微妙なんですよ。数種類なんですよ。決して多いわけじゃないから覚えきれないわけでもないけど、でも蛍光灯替えるのって年に3、4回じゃないですか。そんな数種類なんてむしろ覚えなくないですか?

覚えないもんだから毎回どれがどうなのか調べなきゃならなくて、調べると またいつかと同じサイトにアクセスしてるその感じもなんか嫌で、あの豆電球の偽物みてえなブースター的な役割という触れ込みのあれは いる場合といらん場合があって、ってどっちかに統一せえよ。あれが原因なのか蛍光灯に原因があるのかもわからんし。

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てことで蛍光灯がつかないと流石に暗いので、投光器って言いますの?なんかお祭りの出店で使われてそうなあのライトがあったので これを設置したところかなり明るくて 大変作業しやすいから今度からこれでいいんじゃないかしら。

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このライトにはなんとか青年の家って書いてあって、どこかの青年の家で使われてたものが知り合いの陶芸家の手に渡って、その陶芸家も もういらね ってことで私がもらって ここへと流れ着いてきたやつでして、庚申窯には このようにもらわれ、流れてきたものたちが大変に多いです。社会の教科書で出会って以来 マータイさんの精神を受け継いでおりますので。

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この猫↑も流れもので、夜作業してると寄ってきます。

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なんでこんな投光器があるのかというと 焼き物を乾かすのに使ったりするんですよね。大きいサイズの焼き物とかだと なかなか乾いてくれないので、こういうワット数の大きなライトを当てて乾かしたりしますが、

このライトの熱量というのは馬鹿にできないもんで、手をかざしたら ちょっとした電熱ストーブくらい熱いですものね。それだけ電気を使ってるってことですよね。まあ天気のいい日は天日干ししたらいいんですけど、動かすのもダルいくらい大きなやつには これで乾かすやり方もいいんではないでしょうか。


この投光器は夜中に釉薬をかけるときなんかも使いまして、ていうのも釉薬はほとんど外に置いてありますし、スプレーガンを使うから屋内だと釉薬がいろいろと飛び散っちゃうので外でしかできないのです。

普段暗いところが明るく照らされて、その中で作業してるのは一人頑張ってる感が感じられていい感じです。実際にそれやるときは切羽詰ってるときですし。

あとなんか夜を克服してるぞーっていう感覚もありますね。暗闇を照らすことに人間は快感があるのかしら。

そういえば最近友人が夜暗いと眠れないって言ってたけど、暗い中で眠るってのはもしかしたらストレスがあるのかしら。なんかそういう説もありますよね。そのための豆電球なのかしら。豆電球というとあの蛍光灯のあれがよう、、、

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高鶴裕太 コウヅルユウタ
陶芸家
1991年生まれ
2013年横浜国立大学経済学部卒業
上野焼窯元 庚申窯3代目