2020/11/10 03:31

本日のBGM Mellow Fellow - Dancing


今日は早起きして11時に起きたんですけど、夜のね、ていうのも明日から上野焼協同組合の視察で仙台に行くんですけど、福岡空港から朝10時発の飛行機で、空港に行くのに朝6時半に出発という いささか狂気を孕んだタイムスケジュールなのですが、

作り直しのおちょこたちが高台を削る前だったので、行く前に終わらせときたいなってことで、でも寝ずにやるほどの量ではないし、かといって遅い時間に寝ると朝6時に起きないかもしれないので、早く起きて作業を進めて そのまま行こうということで夜に起きたわけで、今 化粧土の乾き待ちの時間なのです。

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相変わらず夜にやってると猫が入ってきます。


福智町から福岡空港まで1時間ちょいで着くので、6時半発ってのはかなり早いんですけど、しかしちょうどいいくらいに着きそうな時間帯に出ると 通勤ラッシュとかぶって渋滞に巻き込まれて遅れるかもしれないし、渋滞に捕まってると心理的な負担もあるから早めに行きましょう ということなんですが、

それにしても渋滞ってまだあんのかと思いまして、ていうのもコロナウイルスのおかげで遠出する機会が随分減って、その結果 車社会から離れて暮らしてると、脳内の方では現実から離れて 自分の価値観に寄った世界に行っていて、渋滞というのがずいぶん古臭い概念のように感じてしまうというか、渋滞って20世期の問題じゃないの? という気分になってしまって、

想像された未来社会ではその辺どうなってるのだっけ、と思ったら、空中を飛ぶ車で通行許容量を激増させているか、または動く歩道や公共交通機関が発展して人間だけが移動するような仕組みになっていたりしますけど、

てことはそれぞれの人たちが車を自由に運転するということを規制して、公共交通機関を十分に充実させれば渋滞もなくなるということかしら。でもそれは管理社会とかディストピアとか言われるわけよね。快適さをとるか自由を取るかということですね。


そういえば前に地元の中学校で中2の生徒たちと1分ずつ話すトークフォークダンスというのに呼ばれて行ったことがあったんですけど、その中のお題で、「飼い猫と野良猫はどちらが幸せだと思いますか?」ってのがあって、14歳の少年に聞いてみたら「野良猫だと思う。自分の人生を自分の好きなように生きられる方が幸せだからだ」と答えておって、

1分に時間が余ったので追加で「じゃあお前さんが猫だったらどっちを選ぶんだい?」と聞いたら 彼は少し考えて飼い猫だと答えました。概念で想定する幸せと 自分自身の問題というのは単純に連動しないみたいで、難しい問題だなあと思いました。


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高鶴裕太 コウヅルユウタ
陶芸家
1991年生まれ
2013年横浜国立大学経済学部卒業
上野焼窯元 庚申窯3代目