2020/11/14 23:03

本日のBGM Nicholas Walker - Mazurka No. 6 in A-Flat Major


2日前に福島県の会津若松駅で買って、輸送した お土産たちが今日届きまして、私は今までお土産というものに それほど関心を持たずに生きてきたんですけど、しかし 妙齢を過ぎた女性たちが 「誰かと会う時に 何かしらの手みやげを こさえるようになりがち」 という文化に私も準じて、今回は積極的にお土産というものに向き合ってみまして、

東北に行ったのは初めてだったし、私的には もう余ってしょうがないくらいの量のお土産を はりきって買ったつもりだったのですが、適当に配っといてくれと庚申窯の人に渡したら あっという間になくなりまして、

今まで旅行の同行者たちが大量のお土産を買う様を見て、何をそんなに買うことがあんねん、と思っていたけど、あれは決して大袈裟ではなく、むしろ適量だったのね。


お土産、手みやげ、おもたせ、礼物、付け届け、貢ぎ物、こうやって並べてみて気づくのは、菓子の中身というより 人間関係をうまく回すための潤滑油としての機能が お土産の本質なようで、相手に対して悪からず思っている心持ちが具象化したもの、友愛の証、好意の象徴、みたいなそんな感じのやつが お土産になるのでしょうか。


しかし今回 初めて色々なお土産を吟味して思ったことは、意外と生菓子が多いということと、賞味期限も結構短くて 1〜2週間が多いということで、これが選ぶ時になかなか困ったちゃんでして、ていうのも私はバレンタインで貰ったチョコを6月くらいに食べたりするような奴で、腐らないものなら食べたいという気分になるまで平気で何ヶ月も置いたりしちゃうんですよね。

だから足の早い菓子というのは、ともすれば相手に対して一種の強要を迫ることになるのではないかと思いまして、2週間以内にその菓子を食べたい気分にならなかったら困るよね、などと思ってなるべく日持ちのいいやつを選んだけど、普通は貰ったらすぐ食べてくれるのかしら。そんな事情から謝罪の際には日持ちのする羊羹をみんな持っていくのかしら。


お菓子以外では赤べこを買いまして、まあカラーリングが黄色なので ややこしいんですけど、赤べこは大変好きで、赤べこの首が揺れるリズムというのは何かセラピー的な効果があるんじゃないかしら。

やっぱり大きい赤べこの方がゆったり大きく動くからいいんですけど、この↓黄色いやつが着色のバランスが好みだったのでちっちゃいやつを買いました。普通だったら危険色の組み合わせですけど、ちゃんと愛らしく描かれていますね。


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高鶴裕太 コウヅルユウタ
陶芸家
1991年生まれ
2013年横浜国立大学経済学部卒業
上野焼窯元 庚申窯3代目